大宰府天満宮のすぐ近くにある九州国立博物館へ向かいます。
博物館へ向かう道の両端にもたくさんの梅の木がありました。白っぽい花だけではなく、ピンク色の濃い花、薄い花、花のつき方が違うものもあり、「きれいですね〜」と写真を撮ったりしながら、ゆっくり見て歩きました。

天満宮の楼門を出て5分ほどで博物館への入口が見えてきました。和風の屋根の大きな建物のような、トンネルのようなものが見えたので何かと思ったら、エスカレーター。2つに分かれていましたが、結構長かったです。
それから少し薄暗い天井のライトがいろいろな色に変わったり流れたりする動く歩道を出ると、目の前に現れたのが九州国立博物館です。(写真:kazu)
昨年の10月に開館したばかりで国内で4つめ、108年ぶりにできたという国立博物館です。
こちらではかなり話題になり、テレビでもよく見ていましたし、開館4ヶ月で入場100万人となり、経済効果も高くなるなど、多くの人が訪れているようです。

外側はガラス張り、屋根は流線形でやさしい印象の建物です。博物館の天井には木材(竹?)が屋根に沿った形で張り渡されているのですが、ガラス張りの壁からの明るい光と、木材が使われた内部は広々としていて開放感があり、落ち着く感じがしました。(見にくいですが、右の画像はパンフレットに載っていた博物館内部の様子です)

ちょうどこの時「中国 美の十字路」という特別展が催されていました。
東西・南北との交流、シルクロードの繁栄で栄えた文化の中で生まれ、出土したいろいろな作品がありました。

メトロポリタン美術館に次いで世界初公開となる「白玉製棺槨(かんかく)」という地下に据えられた亡骸をおさめる家形の棺があったようですが、ちょっと記憶になく…(^_^;)、あとでHPを見て知りました(苦笑)

高度な細金技術によって作られ、体にメノウなどが埋め込まれた小さな魔よけの生き物をはじめ、土製の人形や仏像、水差しなどの金銀器…etc、どれも素晴らしいものでした。

ひとつひとつをゆっくり見て回りましたので、常設展示されているものもあったのですが、閉館間近になり見ることができませんでした。
あと30分ほどで閉館というのに博物館に向かっている人たちがいて、「もう時間がないのにどうするんでしょうねぇ」と言いながら博物館を後にしました。

天満宮へ行く途中で、参道に並ぶお店の中にお団子を焼きながら売っているお店を見つけていましたので、お団子を食べようということに。焼きたてで表面がこんがり香ばしくアツアツで美味しかったです!